ワサ1形

23トン積有蓋車

1・2 (2輌)

作成2003/11/02

 ワム80000二代形が普及し始めたころは、パレット荷役ばかりでなく、一般貨物の搭載も結構多く、その場合は20トン程度まで積めるが、軸重が規定の13トンを軽く超えてしまう。そこで3軸にする案が浮上する。3軸にすると、今度は、軸重に余裕で出..という最適化検討の図式で、試作されたのがワサ1形である。

 ワサ1形は、昭和37(1962)年度に汽車で2輌が試作された。当時、すでにタブー視されていた3軸車に、2段リンク式での挑戦がなされた。最大の技術的課題である走行性能の確保に対し、キーポイントの中間軸は、横動量を大きくされると共に、軸重を約1トン減らされた。なお、主ブレーキは全輪に掛かるが、側ブレーキは、第1軸輪のみに作用する。
 車体は、正にワム80000二代形のストレッチ版であるが、屋根は丸屋根とされた。塗色は、ワム80000二代形と同じとび色2号である。
 試験終了後は、富士駅常備でワム80000二代形と共に使用されていたが、量産に移行することなく、ワサ1は、昭和51(1976)年にヤ81形81に改造され、ワサ2は、長く休車となっていたが、昭和61(1986)年に廃車となり、形式消滅した。

ワサ1形 ワム80000二代形のストレッチ版である。
T11形パレットが16枚搭載でき、この時は17トン積みとなる。




【外観図1】 ワサ1形  D:奥井淳司 
  【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】
ワム80000形タイプ1
T11形パレットは14枚搭載できる。





【外観図2】 ワム80000形タイプ1 D:奥井淳司 
  【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】


ワサ1形輌数表

【輌数表】 ワサ1形 D:筒井俊之 (横軸は西暦年、縦軸は輌数で対数的表示)


ワサ1

【写真】 ワサ1形1 P:筒井俊之所蔵

 昭和37(1962)年、汽車会社で試作された車輌の落成時の姿である。


【諸元】 ワサ1形

自重13.3〜13.6トン
軸距3050+3050mm
車軸12t長軸
走り装置2段リンク
制動装置KC・側片
緩衝装置ゴムRD
連結器柴田式上作用

【形式図】 ワサ1形 S:奥井淳司 【奥井さんからスキャンデータを提供して頂きました】


【ロット表】 ワサ1形

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2003/11/02:新作